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 前ページではちょっと“信じられないくらい「うまい話」”を記しました。

 場合によっては、“インチキ”とさえ思われる、というわれわれの印象に触れました。

 これ、日本という環境と、無縁じゃないようなんです。

 日本はいわば、ある種の“情報鎖国”状態にあるというわけです。

 「国際分散投資」という言葉をお聞きになったことがありますよね。

 こういう話は、世界的にはごくあっけらかんとした一種の常識なのですが、じつは、

 日本ではとても煙たがられる情報になっています。

 インターネット上でこそまだしもこういう話は可能ですが、一般の国内マスコミ(新聞、テレビなど)では、

 ホントのことはわかりませんが上から圧力がかかってくるようですよ。

 このことは、こういう投資の世界の業界人にとっては常識らしいですが・・・・・?。

 日米合意のもとに、日本は現在までずっと世界の基軸通貨「ドル」と3%〜4%の金利差を設けて、

 日本の資金が継続的にアメリカに環流するように政策的にコントロールされた状況下にあるからです。

 日本人の預貯金はほとんどゼロ金利で日本の銀行に預けられ、銀行は安全で金利差のある

 日本国債かアメリカ国債を買うことで運用する、というパターンをこれまでずっと継続してきたわけです。

 まあ、アメリカが引っぱっている現在の資本主義を維持しようとする限り、

 そうするのも仕方がないのでしょうが。

 政策当局としては、できれば国民にはあまり細かいことまで知ってもらいたくないわけですよね。

 その結果、情報鎖国状態にある日本と、外国の間にはどんな差が生まれたか。

 例えば、単純な話、普通預金、定期預金の「金利」を例に取ります。

 日本の銀行の普通預金、定期預金の金利ご存知ですよね。

 普通預金=???   定期預金=???

 もう〜 あまりにもゼロに近く・・・悲しいので数値は省きます  (-_-;)

 ところが、海外銀行を見た場合。

 オーストラリア。(通貨はオーストラリア$)で定期預金5%だそうです。

 これは、現地でANZバンク(オーストラリア、ニュージーランド銀行)で

 口座を開設された方の確認情報です。

 世界的に有名なスイス銀行の場合、年間なんと7%の利息がつくそうですよ。

 こんなに、違うの。(@_@) ・・・・・ そうらしいです。

 ですから、政策当局としては、日本国民の大部分にそういう国際金融の“常識”を

 知って欲しくないでしょうね

 あまり、国際的な金利差とか、国際金融の実体などの情報を知ってもらっては困るし、

 「国際分散投資」などやってもらいたくないわけです。

 日本国民にはあまりそういう情報に敏感になってもらいたくない、という政策当局の意図があります。

 言語のギャップの問題もありますが、日本人はなんとなく外国の銀行にお金を預けたりしないし、

 なんとなく日本の銀行の方が信じられるような感じを持っています。・・・なんとなく・・・です。

 日本では、バブル崩壊の後、銀行にお金を預けても、ほとんど「利子」などは付かない、

 という常識が定着してしまいました。・・・・・・・庶民にとっては非常識ですよね〜

 しかし、それが世界中の常識かと言えば、けっして、そんなことはありません。

 日本の国民資産の7割を持っていると言われる60歳以上の方々が、ほとんどなんの利息も付かない

 日本の銀行にお金を預けている間に、世界の富裕層は、ちゃんとそれなりの利息を受け取って、

 悠々自適の生活を謳歌しているのです。

 じゃ、“それなりの利息”というのは、どれくらいのことを言うのか?・・・・

 語気を荒げておっしゃる諸氏も多かろうと思います・・・・・・・が・・・・・

 世界は広いですね、年率25%どころか、年率150%だってあるじゃありませんか。(*_*)

 どうやら、われわれの“常識”は疑ってかからないとならないみたいです。

 これからは、ただただ政府お仕着せの“つんぼ桟敷”に甘んじているだけじゃなくて、

 自分なりの情報収集もしなきゃならないみたいですね。






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